茨城県・霞ヶ浦/北浦

またまたお騒がせのこの２人。
どうなることやら…

「まちがいだらけのバッシング」VOL.2の発売直後だが、今年の春から本格的に行われているVol.3 の撮影状況について緊急発表しよう。

Vol.3の目玉はなんと言っても、How To

　今回は刻々と移り変わるラージマウスバスの心境？を解説。 王様・村田基が２０年以上に渡り培ってきたノウハウを、実際のフィールドにて解説し次々にバスをゲットする。
前作に引き続き、構想・撮影には更に時間をかけて、スタッフ総勢21名。ビデオプロジェクトとしては異例の人数で撮影が続けられている。
何年前になるだろう？　Vol.3の内容について最初に話し合われたのは…
長い年月をかけて詳細を煮詰め、可能な限り実現して行く。村田基自身のスケジュール、ロケ地の状況などなど、 クリアーしなければならないことは非常に多い。
今現在撮影が終了しているシーンはちょうどその半分である。 フィールドのみに限らず違った視点から解説する予定もあり、「まちがいだらけのバッシング」Vol.3は、ますます目が離せないビデオとなるだろう。

　さて、今回の作品において、撮影が終了したシーンの中で印象に残っているのは、なんと言っても前作以上のトラブルに見舞われたことだ。

トラブルその１
・	エンジントラブル 今回の撮影には３艇のバスボートが用意されたが、その中の一艇である撮影隊 のバスボートが移動中にエンジントラブルを起こし、約１時間の撮影中止となった。 原因は燃料系のトラブルであったが、プロショップ・ＯＩＫＡＷＡさんが現地に駆けつけ、 迅速なバックアップのおかげで、なんとか撮影を再開することができた。
トラブルその２
・	ボラの襲撃 ポイントを移動中の村田基艇だったが、バスボートの走行に驚いたボラが 今まで見たものの中でどれよりも高くジャンプした。そして着地した先は、村田基艇であった。 ここまでなら極まれにある話だが、今回は更にバウデッキ上にベルトで止められてあるロッド にセットされているバイブレーションプラグに、偶然フッキングして、そのまま水中へと消えて行ったのだ。 言うまでもなく、ロッドも道連れにして。　落水ポイントに急いで戻り暫くのあいだ捜索したが、 ロッドというものは比重が重く、水中に沈んでしまう。とはいうものの落水したのは、おろしたての ＮＥＷメタニウムＸＴとスコーピオンＸＴのロッドが３セットである。（他のロッドも引っかかってしまったらしい。） スタッフ総出で捜すこと10分後、運良く浮いていたラインを発見し、ロッドを回収できたのだ。
トラブルその３
・	ビデオカメラ故障 撮影に不可欠なビデオカメラが突然故障した。 北浦のとあるポイントに入り第一投目の準備が終わったが、回るハズのカメラが回らない。　どうやら故障したようだ。 カメラマンがバスボートの上で応急処置を施している。我々はポイントを潰さないように沖 で待機すること約40分、ようやくカメラが直り、撮影開始となったのだが…
トラブルその４
・	エレクトリックモーター大破 ビデオカメラの故障により待機していた時に岩礁帯に流され、村田基艇の エレクトリックモーターは岩に思い切り衝突してしまった。この時点ではまだ動作していたが、 撮影開始から30分も経たないうちにモーターに異変が起きた。 最初は音がするようになり、次にスイッチ類が操作不能。やがて完全に故障してしまった。 　風も少し出てきたため、エレクトリックモーターなしでは釣りが出きずに、 一度出船ドックに帰着し、もう一度プロショップ・ＯＩＫＡＷＡのピット作業のお世話になることになった。 Ｆ−１ピット並みの早急な作業により、エレクトリックモーターを交換し、25分後には出船することができたのだが…
トラブルその５
・	強風によりわずか6時間でロケ終了！ 再三のトラブルに見舞われ、ようやく落ち着いてロケができると誰もが思い出船したが、 安心する間もなく強風が吹いてきた。午後に予定されていたアシ際のシーンはとても撮影できそうもない。 波の影響が少ないポイントを探すべくバスボートを走らせるが、ディレクターの判断によりロケ終了となってしまった。

これらのトラブルは全て1日のうちにあったものである。決して出船前点検を怠っていたワケではなく、全て偶然に偶然が重なったモノなのだ。

収録完了50%……果たして、無事にみなさまの前にご披露することが出来るのか？　そして発売日は？　しばらくは苦難のロケが続くのであった。

このあとエレキにトラブル発生！	夏の代表的なポイント。