茨城県・霞ヶ浦/北浦

出発の時…

「まちがいだらけのバッシング Vol.3」　その全貌を明らかにする時がやってきた。　今までシークレットとされてきたVol.3の内容だが、新年を迎えるにあたって、もう少しだけ紹介しよう。

今回のメインステージは、茨城県霞ヶ浦・北浦水系である。
この、言わずと知れたフィールドは、他のビデオでも紹介されるなど、様々な釣りのスタイルが明らかにされてきたが、 ナゼ今回我々があえてここを選んだかというと、　村田基自身の発案により、「春・夏・秋」 というシーズン別の釣り方の違いを紹介するというコンセプトが提案されたからである。

正直言って戸惑った。　前作に引き続きリスクが大き過ぎるから……。

春	春とは言うものの、バスボートで走り廻るにはまだ寒すぎるし、 ヘタをするとあっという間に冬のパターンに逆戻りしてしまう可能性もある。
夏	夏は水が良いのか悪いのか？良い時にあたればテンポ の速い釣りが出来るが、一度水質がアッカすると、思うように釣果が上がらない。
秋	秋は台風の影響も心配である。

　そして各季節ごとの水位の問題。　水位が高ければ高いほどシャローでの釣りになる。例年の爆釣時季とのズレは？……

　年間を通じて村田基をはじめとする、各出演予定者やビデオエンジニアの スケジュール調整を行うにもあまりにもリスクが高すぎるのだ。　今回の出演者は全員が多忙であるため、 1〜2週間前にロケ日を決定するなどということは、毛頭できないことなのだ。
万が一ロケ日が大雨だったら？一年以上も前から日取りを決めていたのに…。　リテイクのためのスケジュール取りをその度に行わなければならない。

また、前作Vol.2の撮影と同時進行となる為、内容に関しては密な打ち合わせも必要になってしまう。
そして、Vol.2の撮影終了と同時にVol.2のオニのような編集作業も夜を徹して行われるのだ。
…などと考えていてもしかたがない。これも、良い作品を作るためのリスクだと考えることにした。

さてここで、Vol.3の各季節ごとのポイントを紹介しよう。
一部内容抜粋

春	シャローに隣接するディープエリア シャローエリア
夏	シャローアシ際
秋	シャローアシ際 及び水深3m前後のブレイク、クイ
オマケ	「まちがいだらけのギルっち釣り」

出演者紹介

主　演	村田　基
レギュラー	釣れない君
春の部	折本　隆由	(JBプロ・エコギアスタッフ)
夏の部	追川　寛	(プロショップ・ＯＩＫＡＷＡ)
秋の部	谷本　久美	(タレント)

詳しい内容は、もちろんビデオを見て頂くとして、ここで紹介した内容をもとにどのような展開になるか想像してみるのも良いかと思う。

このようにして撮影が進む中、何度かのトラブルに見舞われながら、1997年秋。…Vol.3の撮影は無事終了した。
そしてこれからは、Vol.3の編集作業に時間をとられながらも、次回作Vol.4に向けての準備が 着実に行われている……

	寒空の下…		ちょっと一休み。